本日は河合塾本郷校を卒業した僕が、受講経験のある河合塾本郷校講師の評価・レビューを書いていこうと思います。
2017年3月現在、河合塾本郷校の講師紹介ページを見ても僕が在籍していた頃とそこまでメンツは変わっておりませんでした。
僕が受講したことのある先生限定ですが、当時の浪人生たちの評判も含めて評価を書いていこうと思います。
目次
数学
渡辺喜久
「お前ら!そのままだと気付けば早慶だぞ!」
という名言を残したことで知られる数学講師。
「気づけば早慶!」という語呂の良いキャッチフレーズは僕ら本郷校生の間でも話題となりました。
夏でも冬でもジーパンに半袖Tシャツというスタイルを崩さず、日焼けにスキンヘッドのその姿はAV男優にしか見えないということから本郷生の間ではAV男優というあだ名をつけられておりました。
名言と風貌が取り上げられがちなこの人、授業はわかりやすいというほどでもわかりにくいというほどでもなく、いたって普通。計算ミスが非常に多かった。
あと、喋るたびに唾をすする癖があり、一度気になると授業中ずっと気になってしまうのでそのせいで授業に集中できないという生徒が続出。
それでもたまにする雑談はおもしろく、それなりに生徒からは人気のある講師でした。
大澤章一
今でも覚えていますが、月曜日の1コマ目の授業がこの人の数学1でした。
元々は理系だったけれど哲学を極めたくて文転したという稀有な人。
本を読みながら毎朝登校する姿はまさに哲学人(危ないけど)
授業は物凄く大きく数式を書いてくれるので板書を取りやすく、問題のどこに目を付けたら良いのかを逐一確認しながら講義を進めてくれるので非常にわかりやすかったです。
雑談一切なしで淡々と講義を進めてくれます。
野尻拓磨
僕のときは数学3をこの人が担当していました。
板書がとにかく早く、しかも黒板の文字を隠すように立つので非常にノートが取りにくい。
授業中はノートを取るので精一杯でした。
授業はわかりやすかったのかもしれないですが一気に板書をして一気に説明をするので説明を聞き取れないことが多々ありました。
数学の概念を大事にされる方で、特に軌跡の回はその理屈と概念を2コマくらいかけてひたすら解説しておりました。
また、ウケを狙っているのかわからない雑談をたまに挟んでくるのですが、毎回のオチのあまりのシュールさに教室内がシーンと静まり返ることが多々ありました。
授業が終わると僕らの間では「あのネタは滑ってたなw」「今日のネタは受けてたな!」という話題で盛り上がるのでした。
長野隆
超普通の数学講師。
ただただ授業はわかりすいし、見た目も普通でいい人。
普通に人気。
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英語
高沢節子
節子おばさんの名で知られる言わずと知れた東大即応オープンの英語チーフ。
「熟女でいい女!」みたいな扱いをされていた気がしますが僕は全くそう思わなかったのをよく覚えています。
授業は無難に淡々とこなされていきますが、浪人生からの評判はなかなか良かったです。
河合塾の中で東大英語に最も詳しい先生らしく、その当時東大クラスの中でも最も上のクラスの授業を受け持っていました。
ガイ・フィッシャー
東大英語に最も精通したネイティブの英語講師。
授業は全て英語ですが、わかりやすくゆっくりと喋ってくれます。
授業内容を聞き取ることが最大の英語対策。
自由英作文対策としてコロケーションや使える表現をひたすら授業で言っていくのですが、これらを暗記しておけば自然と英作文が書けるようになります。
現代文
梅澤眞由起
確か当時のULの現代文担当がこの人。
可もなく不可もなくといった評判で、たまに熱烈なファンがいた。
晴山亨
本郷校の現代文で一番わかりやすいと評判だったのがこの人。
般若のような顔つきをするということで一時有名になりました。
プリントが丁寧で、そのプリントさえあれば自己採点もできるし授業がいらないくらいでした。
それでも授業は人気でわかりやすく、作文のコツがわかると評判でした。
古文
宮崎昌喜
僕のクラスの担当だったのがこの方。
なんでもかなり凄い人らしく、どうして予備校講師をやっているのかわからないくらいの人だったらしい。
それもあって授業はかなりわかりやすく、雑談も滑り知らずで毎回笑いを取ってくるという話術の持ち主。
しかもその雑談も古文に関する雑談が主なので印象に残るし勉強になるという。
最前列の生徒いじりが得意で、生徒がどんな解答をしても笑いをとっていました。
漢文
高堂晃嘉
ザ・わかりやすい漢文講師といった感じ。
板書も説明も正統に全てわかりやすい。
雑談一切なし。いい人。
世界史
世界史は当時と全く変わらず坂本さん、中村さん、山内さんの三人衆が相変わらず本郷校の実権を握っている様子。
世界史の講師はクラスごとではないので潜りが自由で、この3人全員の授業を受けることができました。
ですが正直な話、東大世界史だったら代ゼミの諸岡先生の右に出る者はいないと思っているので諸岡先生の授業を受けられるならほかの世界史の先生の授業なんて受けなくてもいいくらいだと思います。
もしくはZ会の荒巻先生も良いらしいですが、そこは人によるかもしれません。
まあ、本郷校に入塾した以上は本郷校の世界史の授業を受けるのが良いと思うので気にすることなく世界史の講師レビューしていきます。
坂本新一
本郷校で一番人気だったのがこの人。ココリコの田中に似ています。
毎回黒板一杯に世界地図を描いて、同時期の世界を論理的に解説してくれます。
毎回の授業で縮尺ごとにいろんな世界地図を書くので、この人の授業を毎回受けているとフリーハンドで綺麗な世界地図を描けるようになりますw
授業は喋りがメインで、世界史の横のつながりを大事にされる方。
暗記は家でもできるという発想なのか、授業では論述のネタになる話しかしません。
世界史の語句暗記や基本事項の暗記は自宅で、論述対策の世界史の流れ、論理、横のつながりはこの人の授業で確認するのがいいでしょう。
中村哲郎
東大世界史というよりは慶應経済あたりの世界史のほうが詳しそうな先生。
アジア史になると途端に饒舌になるという先生で、世界史の大半を占める西洋史はほとんど授業で扱われませんでした。
西洋史の部分はほとんどテキストの棒読みで終わり、アジア史にほとんどの時間が割かれるという変わった先生。
まあ正直アジア史のほうが疎かになりやすいのでこの人の授業はありがたかったりしました。
実際、友人もアジア史だけ聞くためにこの人の授業を潜っていたりしました。
毛沢東の水泳の話だったり、福沢諭吉のネットワークの話だったり、アジアに関する雑談はかなり面白かった記憶があります。あと、
「梅屋庄吉はいずれ東大世界史の第三問に出る!」
と授業で言い続けていたのですが、果たして最近の東大世界史で出題されたのでしょうか?
山内秀郎
世界史三人衆の中で最も人気のなかったのがこの先生。
授業も大して面白くない上、つまらないネタで滑り散らかしてこっちが恥ずかしい気分になるので授業を切る人が続出していました。
僕は最初の3回くらい出席してあとは出席しなかったので、痛い人という認識だけで大して授業内容は覚えていません。
地理
松本直大
言わずと知れた河合塾本郷校の名物講師、通称「ピンクのなおちゃん」
メガネも靴も帽子も全てピンク色で登下校しているという異色の予備校講師です。
見た目の変人感もさることながら、初回の授業で
「ピンクのなおちゃん!センター試験得点推移!」
という驚愕の表が配られたのは今でも覚えています。
なんでも、高校生のときにセンター試験を受けて以来、毎年センター試験を受験し続けているのだとか。
若い時は常に9割をキープしていたようですが、最近は忘れることが多くなってめっきり点が取れなくなったらしいです。
それでもそこらへんの高校生よりも高い得点はキープしていましたw
当時は実力で理3に受かりたいという理由で受け続けていたようですが、だんだん頭の体操になるからという理由に変わっていったそう。
現役で東大理系受かってるんだからええやんwとか僕は思ってしまうんですけどね。
理3はやっぱり特別みたいです。
見た目とその行動にインパクトがありすぎですが、授業はいたって普通でテキスト通りに地理の授業を進めていきます。
ただ、板書を丁寧に書きすぎて授業スピードが遅いという欠点がありました。
その他の授業面は普通。
あと毎回小テストがあって、面白いコメントを書くと次の授業で公表されるのでみんながんばって面白いコメントを書いてましたw
以上!僕が受けたことあるのもないのも含めて周りの評判も考慮した河合塾本郷校講師レビューでした!