前回の記事では、僕が河合塾本郷校へ入塾したときの出来事を書きました。
前回の記事:【体験談】授業後の拍手を強要する河合塾本郷校の実態とは
今回は、僕が河合塾本郷校に入塾したときに感じた
「早慶に行くやつは負け組!」
「東大こそ至高!」
という河合塾本郷校ならではの価値観。
この価値観について書いてみたいと思います。
(河合塾本郷校の詳細については「東大文系志望の浪人受験生が河合塾本郷校に入塾すべき7つの理由」にて詳しく書いておりますので、こちらをご参照ください)
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目次
「東大以外は大学じゃない!」という価値観を持つ講師陣たち
入塾してまず驚いたのが、講師陣全員が東大出身ということでした。
それもただの東大出身ではなく、
全身ピンク色の服を着て毎年東大受験をしている地理講師
屋内なのに年がら年中サングラスをかけ、休日に8時間もの時間外授業を行う物理講師
夏でも冬でも半袖にジーパンで、なぜか真っ黒に日焼けしている数学講師
など、極めて個性的で多彩な講師陣がおられました。
彼らはみな東大出身講師なのですが、東大に行くことが当たり前だという価値観があるようで、東大以外の大学に行くことは負け組であるという主張を講義中にしばしば行ってきました。
例えば、夏でも冬でも半袖にジーパンでなぜか真っ黒に日焼けしている数学講師、AV男優というあだ名が僕らの間で名付けられていたのですが、この講師は
「君たちね、うかうかしてると早慶に行っちゃうよ!」
「気づけば早慶!なんてことにならないようにしてくださいね!!」
と口を酸っぱくして僕らに言ってきたもんでした。
「気づけば早慶!」
というフレーズは耳心地が良く、何度も連呼するためいつの間にか僕らの頭の中には
「早慶に入学することは負け組なんだ…」
という価値観が植え付けられていきました。
とある国語講師も
「お前らな~、そんなことしてるとそのへんにある早慶とかいう学校に行く羽目になるぞ~」
と脅しをかけてきました。
河合塾本郷校ではとにかく講師が東大押しだったわけですね。
東大出身でもないのに東大以外は大学じゃないと思い込んでいるチューター陣
さらにそんな風潮はチューターにまで及びます。
チューターは別に東大出身というわけでもないのですが、定期的に行われる面談では
「○○くん、このままだと早慶にしか行けないよ?」
と予備校講師と同じような発言をしてくるのです。
イヤイヤ、あんたマーチ出身やん!!!
というツッコミを僕はこらえたりしたもんですが、そんな風に講師陣のみならずチューターまでもが「東大に行くやつは偉く、早慶に行くやつは負け組」という価値観を僕らに強要してきたのです。
結局「東大こそ至高、早慶は負け組」という価値観は正しいのか
今思うと全くそんなことはないんですが、当時の僕は周りの環境もあってか本気で東大こそが至高で早慶は悪、そんな風に思っていたもんでした。
日本社会はピラミッド構造になっているのでピラミッドの頂点に行けという主張はごくごく正しいのかもしれませんが、まあ東大に行くことだけが人生ではないですよね。
とまあ、なんか悪い感じで書いてしまいましたが、ここまでのレベルの高い環境で勉強ができるというのは幸せだったと僕は今でも思います。
また、全員が全員東大に行け!と主張していたわけでもなく、中には
「東大に行けなくても、なんか一つの道を究めてそれを仕事にすれば生きていけるよ。僕なんか英文法だけできたから今こうして生きていけるわけだしね。」
と至極全うなことを仰る予備校講師もおられました。
要は、とにかくなんらかの分野でピラミッドの頂点に立つこと。
日本の大学受験なら東大に行くことだし、高校野球なら甲子園に行くことだし、ともかく一番上に行くということが重要なんですね。
そういうことを学べたという意味では、多少不謹慎な発言があったとしても河合塾本郷校の東大特化教育は真のエリートを育てる教育であったと思います。
実際、東大に行くやつは早慶に行くやつよりも勉強がよくできる
この命題は正しいです。
勉強という分野でトップに立たせるのが河合塾本郷校の使命であり、そのために校舎全体で東大に行く雰囲気を作るのは正しいわけです。
そういった意味で河合塾本郷校では良くも悪くも全員の目的が1つであり、一致団結感もあったので非常に恵まれた環境であったなあと今考えると思います。
というわけで
そろそろ子どもを持たれるみなさん!子どもを真のエリートに育てるために是非とも河合塾本郷校への入塾を考えてみましょう!
ではでは
なお浪人して早稲田な模様