本日は、現役、浪人と2回の大学受験を経験し、大学入学後も数々の浪人生と接し、3年以上に渡って塾講師を務めてきた僕が大学受験に失敗する人の特徴と行動パターンをまとめてみようと思います。
浪人時代に予備校に通っていたときから薄々感づいていたのですが、勉強量以前に受験に失敗する人というのはその特徴と行動パターンから明確にわかります。
失敗するかどうかって勉強しているかしていないかではないんですよね。
仮に長時間勉強していたとしても地頭が良くない人や、効率の悪い勉強をしている人は伸びしろも悪く、本番でも結果を出せずに終わります。
地頭が良いかどうか、効率良く勉強しているかどうかはその人の勉強に対する習慣のみならず、普段の行動を見ていてもある程度はわかるもんです。
今回の記事では、大学受験に失敗する人のそんな特徴をまとめてみたいと思います。
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ノートを綺麗に取ることに躍起になる奴
いわゆる真面目系クズというやつですね。
予備校で意識高く前の席に座っている奴に多かったのですが、こういうやつに限って先生の話は聞かず黒板に書かれた文字を写すことのみに夢中になっているんですよね。
授業ってのは先生の話を聞くためにあるのです。
黒板に書かれている文字を写すだけなら参考書を読んでいるのと同じことです。
自分の身になるならば、黒板に書かれている文字は一切写さずに先生が話していることをメモしたっていいわけです。
何が自分のためになるのか?を判断できない受験生は確実に受験に失敗しますね。
ひどい生徒だと、先生が黒板に書いた問題の解答の〇×だけ写している生徒もいましたからね!
〇×しか書いていない自分のノートを後で見返して、果たして理解できるんですかねえ…
ノートってのは後で自分が見返して理解できるように書かなければダメなんですよ。
講師情報と参考書情報にやたら詳しい奴
これも予備校にはよくいますね~。
例えば、「〇〇先生の授業は神だから〇〇先生の授業以外は受けない!」とか言う奴。
こういうやつに限ってその先生の教科であまり点が取れなかったりするんですが、なぜか自分の信奉する先生以外の授業を批判したりします。
僕の身の回りでは、「あの英語の先生の授業神だわ~」と言って毎日最前列でその先生の授業を受けているにも関わらず、授業が始まると必ず寝てしまうという奴がいましたね。
寝てしまっては神の授業であろうと何の意味もないと思うのですけどね??
ちなみに彼は第一志望の東大には90点という大差で不合格、早慶にも不合格で、結局山奥のMARCH大学へ進学しました。
あとは、参考書情報にやたら精通しているやつ、こういうやつも結構な確率で受験に失敗します。
所謂参考書オタク、勉強法オタクというやつなんでしょうが、勉強法や参考書情報の収集に注力するあまり肝心の勉強が疎かになってしまったのですね。
こういう生徒は受験アドバイザーでも将来やれば大成するかもわからないですが、やはり肝心の受験勉強もやってほしいものですよね。
自分の受験科目以外の教科に一切興味がない奴
これは浪人生ではなく高校生に多いのですが、受験に関係ないからといって学校の他の科目を疎かにする奴は結果的に受験に失敗する確率が高いです。
例えば、自分は文系だから理科なんて一切勉強しない!みたいな奴。
こういう奴はダメです。
受験勉強に限らず、勉強ってのは全てが繋がっているものなんです。そのときは何の関わりもないかもしれませんが、思いもよらぬところで専門分野外の知識が役立ったりします。
文系であろうと英語や現代文の文章で理科系の文章が出題されることもあります。そんなとき、理科の知識を持っていたら格段に問題が解きやすくなりますよね?
目先のことしか考えない勉強をする奴は短期的に見れば成績は上がるかもしれませんが、長期的に見れば成績は頭打ちになります。
志望校、特に難関大学に合格しようと思えば幅広い知識が求められるため、自分に関係のないことだと思ってもなんでも興味を持って勉強する姿勢が重要になります。
それは大学入学後、真面目に勉強しようと思ったときも同じことです。
学問は全て繋がっているので、自分の興味範囲外であろうと、自分の受験科目になかろうと、貪欲に知識を吸収することが求められます。
特に私立文系の人!
商・経済系に行くんだったら数学は大学入学後も勉強しなければなりませんからね。
数学は勉強しておいたほうが良いですよ。
数学がそこまで苦手でなかったら数学受験に変更するのもアリだと思います。
特に早慶MARCHあたりを狙うのであれば数学受験のほうが有利なんですから….
わかっているフリをする奴
これはプライドの高い奴に多いです。
基礎的なことを理解していないのに応用問題だけ解こうとするやつとか、自分の身の丈に合っていない問題集をやるやつとかですね。
例えば、数学なんかは特に基礎が重要なんですが、基礎問題精講を解かずに数学のプラチカを解き始めるやつとかですね。
受験ではプラチカレベルの数学を解けなくとも基礎問題精講にあるくらいの基礎の数学問題が解ければある程度のところまではいくんですから。
プライドが高いのかわかりませんが、自分の実力を過信して自分の身の丈に合っていない参考書に手を出すやつって多いです。こういうやつは大体実力が伸びずに受験に失敗します。
受験期間に彼女をつくってしまう男
かなりピンポイントですが、僕の経験上これはかなりの確率で当てはまります。
僕が通っていた予備校には「ジャムおじさん」という名で知られる警備員さんがいらっしゃったのですが、長年予備校の生徒たちを観察してきて1つ確信したことがこれだったそうです。
「予備校で彼女をつくった男は間違いなく落ちるね!女のほうは受かるんだけどね~。はははは」
ジャムおじさんが笑顔でこのセリフを言い放ったのを僕は未だに覚えています。
実際、僕の代もそうでした。
僕の予備校の代にはアイドル活動をしている女子生徒がいたのですが、彼女に恋をしてしまった男は全員志望校に不合格、その後仲間とも音信不通になりました。しかし、彼女自身は無事志望校に合格したのです。
受験当日は悲惨でしたねえ…
彼女は試験終了後、出来が悪かったのか泣き出してしまい、周りの男たちがそれを慰めていたのですが、いざ蓋を開けてみたら合格していたのは女の子だけで、周りの男たちはみんな不合格だったんです。
男にとって受験時代の恋は厳禁です。
恋なんて受験が終わったらいくらでもできますし、大学に入れば女の子なんてよりどりみどりなので恋は是非とも志望校に合格してからにしましょう。
以上、受験に失敗する奴の特徴と行動パターンをまとめてきました。
ちなみに受験に失敗し、それがコンプレックスとなった人間は将来的に「仮面浪人」になる確率が高いのですが、僕の身の回りにいた仮面浪人生たちの実態は下の記事にまとめてありますのでよかったらお読みください。
上の記事でも書いてますが大学受験に失敗して仮面浪人になるとわりと悲惨な人生を送ってしまう人も多いですからね!
仮に受験に失敗して滑り止めの大学に進学したとしても、その大学で頑張ってみるのもアリだと思いますね。人生はいくらでも逆転できるんですからね。