学歴社会は終焉を迎え、有名大学を卒業することだけが正義ではないと言われ始めた昨今だが、決して学歴社会は終わっていない。
依然として世の中は学歴社会である。
そりゃあ、
中卒でコーヒーショップを経営してます!
とか
プログラミングを勉強して高卒で起業しました!
なんて人は世の中に多くいる。
それはそれで素晴らしいし、その道を選ぶことを若くして決めたのは賞賛に値すると思う。
ただ、そういう人々がネット上で脚光を浴びるようになったせいか
「いまや大卒は恥ずかしい!大学なんかいかないでスキル身に付けてさっさと起業しなさい!」
と自分が有名大卒なのを棚に上げて「大卒使えない論」を振りかざすブロガーやコメンテイターがなんと多いことか。
よほどの才能と運がなければ有名大卒以外で日本社会のピラミッドの上に立つことは困難である。
きっちりと若いうちから将来のことを考えて、高校のうちに好きなことを見つけてそれを突き詰めたり海外の大学へ進学したりする学生は極僅かである。
大半の学生は日本の普通教育にそのまま乗っかって普通に受験勉強をして、日本の大学に進学するのである。
それが最もリスクを低くして日本社会のピラミッドの上に行ける道なのである。
だから多くの学生が普通に大学受験をする。
いわば大学受験は、能天気な学生でも人生の成功者になれる素晴らしい制度なのである。
高校までどんなに適当に時を過ごしていようが、大学受験で成功して有名大に行ってしまえさえすればその後の人生はそれなりに保証されているのである。
これは偏差値の高い大学であればあるほど真理である。
コミュ力がないと偏差値の高い大学であっても就活で失敗する…なんて言われているが、それは大企業の話であって仮にコミュ力がなかろうと有名大を卒業さえすれば世間で言うそれなりの企業には入れるのである。
有名大卒という肩書は一生役に立つ。
就職であろうと転職であろうと起業であろうと、あらゆるところで役に立つ。
30代を超えた転職であろうと転職アドバイザーや企業の人事は学歴をまずチェックする。
どんなに中身がバカでつまらない人間であろうと、人はまずその人の肩書きしか見ない。
だから有名大卒であれば自分がバカであることを隠せてしまうし、自分が無能であることも表面上からではわからない。
いわば有名大卒というのは自分がバカで無能であることを隠し、有能なフリをすることができる肩書きなのである。
自分の実力一本で社会に挑めるほどの学生ならば、有名大卒の肩書などいらないであろう。
だが、そんな学生は少ない。
だから逆に言えば、自分の実力で勝負できないバカとブスこそが有名大に行くべきなのである。
そして、バカとブスに最も見合った大学、それが早慶である。
東大や京大など一流国立大学のように、「勉強ができる才能」は必要なく、真面目に勉強すれば(人によってはしなくとも)合格できる大学、それが早慶なのである。
「ちょっと待ってくれ!ドラゴン桜では偏差値30の学生が東大に受かってたじゃないか!」と反論する学生もいるかもしれない。
だが、ドラゴン桜はあくまで漫画の話であるし、状況が特殊すぎるのだ。
大学受験指導のプロフェッショナルに丸一年マンツーマンで指導してもらうなんて状況、現実にはあり得ない。
一般には「勉強ができる才能」がある程度ないとやはり東大に合格することは難しいだろう。
それは僕が身をもって証明している。僕は「勉強ができる才能」が無かったから東大に合格できなかったのだ。
だが、早慶はそうではない。
早慶は「勉強ができる才能」が無いバカとブスでも受かる。
勿論、やり方を間違えずに真面目に努力さえすればだが。
バカとブスこそが早慶に行くべきなのである。
早慶にさえ行けば、大してなにかに秀でた才能がなくとも真っ当な人生を送れてしまうのである。
どんなに元がバカでも、どんなに顔がブサイクでも、早慶にさえ行けばそれなりの社会人生活を送れる。
早慶という学歴が自分の無能さを隠してくれるからである。だから日本の学歴社会は素晴らしい。大学受験でそこそこ頑張って早慶にさえ入っておけばあとはそこそこの努力でそこそこの生活を送ることができる。
なんと恵まれているのだろうか!
だが、それを理解していない受験生がなんと多いことか!
少し受験勉強を頑張って早慶に行けばそれなりの生活を送ることができるのに、受験勉強を頑張ろうともしないし、その代わりにプラグラミングやらを勉強して何者かになろうとする努力もしない。
そんな学生が社会に出てから苦労をするのは必定だ。
だからこそ、大学受験のうちに早慶に入学して4年間のモラトリアム期間のうちにやりたいことを見つけるなり、やりたいことがないならサラリーマンとして社会に出るなりすればいいのである。
早慶にさえ行ければ将来はなんにだってなれる可能性がある。
将来を狭めないために、未来のために、早慶の合格を掴みとろう。
やりたいことが無い学生、自分が無能だと自覚している学生、バカとブス、そんな学生こそ早慶に行こう。
ということで、本ブログでは今後とも大学受験で早慶に合格するための方法を執筆していこうと思う。
僕は3年間慶應専門塾で塾講師として働いてきた経験があり、プライベートでも多くの受験生と関わってきた。
その過程で培った早慶合格のためのノウハウを惜しみなく提供していこうと思う。
もちろん、僕の言うことが絶対ではないからそこらへんは受験生のみなさんに見極めてもらいたいのだが、少なくともそこらへんの参考書アフィリエイトサイトよりは的を得ているし身になるお話をする予定である。
そして、念のため断っておくが僕は早慶関係者でも塾、教育関係者でも全くない。
だから利害関係は一切なく良い参考書は良い、良い予備校は良い、と主張していきたいし、身になる勉強法を提供していきたい。
では、この辺で。